自費出版の可能性 #1 自費出版でも編集者は必要
2020/05/16
ブログ
本というものは本屋さんで売ってるものが全てと思っている方も多いと思いますが、お金を出せば自分で出版することもできます。自らお金を出して出版する形態を自費出版といいます。デジタル社会である現在は自費出版でも電子書籍と紙の本の出版がありますが、今回からしばらくは紙の本中心に話します。
自費出版する場合でも、紙の本の場合は本づくりのプロ集団である出版社に依頼したほうが完成度の高い本ができます。本というものは一度作ってしまうと何十年、何百年と形として残りますので本づくりのプロである編集者は活字の間違いはもとより、内容の間違えはないか、文章は適切な表現なのか、著作権を侵害している箇所はないか、差別的な表現をしていないか、あらゆる観点からチャックするのです。
大学教授が専門分野の執筆をしたとして、専門分野に関しては誰よりも詳しく書けても、それが社会一般に受け入れられる活字の表現になっているかはわからないものです。そこを編集者とすり合わせていくというイメージです。
現在ではネットを主流にたくさんのメディアありますが、出版メディアの情報が信頼性が高く権威が保たれているのは、こうしたプロ意識の高い編集者たちが長い年月をかけて作り上げたものだと考えます。
NEW
-
自費出版の可能性 #2 書きたいことが自由に書ける
2021/06/01 -
自費出版の実例 ごもくめし 大妻コタカ著
2021/05/20 -
【絵本紹介】絵本 夢の江戸歌舞伎
2021/05/03