【絵本紹介】絵本 夢の江戸歌舞伎
2021/05/03
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今回紹介する絵本は子どもも楽しめますが、むしろ大人向けかもしれません。
コロナ禍で娯楽が限られた中、私ごとですが一ヶ月後にご招待いただいた歌舞伎が楽しみでなりません。
「ビジネスマンへの歌舞伎案内」成毛眞著 NHK出版新書 を読んで歌舞伎について勉強しています。
この本の巻末に付録として、より深く歌舞伎を味わうためのブックガイドが付いていて、そのなかで紹介されていた「絵本 夢の江戸歌舞伎」を手に取ってみました。
江戸時代の歌舞伎の世界がとても細かく絵で表現されていて、その描き込まれ具合には圧倒されてしまいます。
文章担当の服部幸雄さんと絵担当の一ノ関圭さんのお二人が制作の過程についてお話されているペラが付いていますが、それを読むと一ノ関さんが歌舞伎を知るために、あちこち取材され、時間をかけて絵をお描きになったことがわかり、情熱をかけた理想的で完璧な本作りに憧れを覚えました。
この絵本を見ると、江戸時代では歌舞伎見物は一種のお祭りだったんですね。
観客は何日も前から楽しみでしょうがなかったようです。その熱気が絵から伝わってきます。
私も観劇当日の着物と帯の取り合わせなど考えながら歌舞伎に思いを馳せたい思います。
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