自費出版の可能性 #2 書きたいことが自由に書ける
2021/06/01
ブログ
大妻コタカ先生の「ごもくめし」を今回改めて読んでみて気がついたことがありました。
昭和8年に台湾に視察旅行に行ったくだりがあり、先生は世間から低く見られているある民族の女性たちが、実は非常に強固な貞操観念をもっていることを驚いている様子を書かれていました。
ここから読み取れるのは、先生には差別意識がなく、人間をフラットな目で見ておられていることと、先生の貞操観念の基準が書かれているということです。
貞操観念のお考えなどは、まだ男社会の昭和30年代にあって女子教育者として表立ってなかなか言えないことですが、限られた紙面の中であえてお書きになったのは、この本の読者であるご自分の生徒たちに先生のお考えを伝えておきたかったからに違いありません。
このように、自費出版ですと外では言えないが身内の人だけに伝えておきたいことを記録することができるので、特に組織のリーダーの方々におすすめしたいと思います。
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